皆様、いつもお読みいただきありがとうございます。
今回は会員様の中でも特に多い
「乳がん術後」のピラティスについてお話ししたいと思います。
私と乳がん術後の患者さんとの出会いは10年ほど前、
たまたま勤めていた総合病院で新しく「リンパ浮腫外来」ができたことがきっかけでした。

当時、リハビリ科内は私とベテランの作業療法士さん2人だけが女性メンバーだったので、
乳がんや子宮頸がん、子宮体がん後のリンパ浮腫にも対応できるセラピストを、
ということで、
担当医から症例の患者様の治療を詳しく学んだり、
勉強会に参加し、
リンパ浮腫マッサージを会得したり、
浮腫がひどくならないようにむくみ専門の弾性包帯やストッキングの巻き方を練習したり、、
一般の理学療法士ではできないようなことを一通り修得させていただきました。

圧迫の程度を部位によって変えるので何度も練習しました。
そのあとも親族が乳がんにかかり、術後、良好な経過を辿るも、
五十肩を患っていた期間だったこともあり、
肩の動きがかなり悪くなっていました。
上記の関連でリハビリのお手伝いをさせてもらうこともありました。
理学療法士からピラティスインストラクターに転身した後も、
自分の経験や知識が役に立てる分野だと思ったので
乳がん術後の運動療法やピラティスは学びを続けています。
お客様と接していて思うのは、
術後浅い時期から運動を再開される場合は、
抗がん剤や放射線治療で体力が低下されている方が多いこと。
日常生活に戻れていても、
運動となると息切れを感じる方も多いので、
初回は肩の動きを良くするマッサージや軽い負荷のピラティスを提供しています。
負荷の上げすぎ、疲れすぎはリンパ浮腫につながることもあるので
負荷量には特に留意しながら行なっています。

また術創部が痛くなくとも動かすとツッパリ感を感じる、
というお客様もいらっしゃるので、
創部に負担をかけないように皮膚の動きを出しながら、
つっぱり感が少ない範囲で運動を行なっていただいています。
(最初から負荷をかけた状態で大きく動かしすぎない、ということですね)
通っていただく間に、体力もついてきて、
リンパ浮腫も問題なさそうであれば、
少しずつ腕に体重をかけるようなエクササイズも行なっています。

腕への負担が減らすことができます。

乳がん術後の方でも下記のような運動をやっていらっしゃる方もいますよ
ホルモン剤の影響もあるのか、
内服を始めてから「膝が痛い」「肩が痛い」とおっしゃる方もいらっしゃいます。
こちらもどの動きで痛みが出るのか、
どの動かし方で痛みが少ないのかを探りながら運動し、
関節の不安定さで痛みが出るのであればスタジオや
自宅での自主トレで筋トレをお願いしています。
(これは理学療法士の得意分野です)
お客様によく話が出るのは
「(乳がん術後を)よく知っている人だから安心して体を預けることができる」
「プライベートレッスンだとその時々の困ったことを相談できる」
「(乳がん術後だと知られたくないので)1対1でのプライベート空間でレッスンできるのは嬉しい」
などなど。
安心してレッスンができる環境を作りたかったのでありがたいお話しです。

長くなりましたが最後までお読みいただきありがとうございます。
Frauピラティススタジオ Mai
